まあ肩肘張らずに
たった一例だけでは説得力に欠けるかもしれませんが、先日こんな体験をしました。
コンビニでジュースを買ったのですが、店員さんからいつものように「袋は必要ですか」と、言われました。
カバンだった私は、「袋はいりません」と言ったのですが、どうも妙な顔をするのです。もう一度「袋はいりません」と言ったのですが、「袋は必要ですか」と繰り返されてしまいました。
で、さらにもう一度繰り返されて、ようやく分かりました。「袋」ではなくて、「ストロー」だったのです。静まり返っているという程ではありませんでしたが、うるさいということはありませんでした。いかに自分の耳がいい加減か、改めて思い知らされました。
しかしこれは逆に考えてみると、発音は正確でなくても、母音の聞き取りとイントネーション(抑揚)がしっかりしていれば、日本語というのは意味を察してコミュニケーションすることが出来るということでしょう。そういえば私は典型的なカタカナ発音の英語でしたが、シリコンバレーに滞在しているときには、意思疎通に困りませんでした。
まあだから発音はいい加減で良いという訳でもありませんが、そもそも英語というのは、あまり肩肘張らずに勉強するのが良いかもしれません。そういえば私が先生としてオススメしている松澤氏、大西氏も、似たようなことをコメントなさっていました。
特にTOEICスコアで800程度以下の方は、まだまだ英語というものの全体像が見えておらず、途方に暮れているかと思います。たしかに私たちはいつの間にか日本語をマスターしていますが、もしもう一度最初から勉強しろと言われたら、途方に暮れてしまうかもしれません。それに日本語にしても、学問として研究対象にすると、非常に奥が深いです。
しかし前述の通り、ある程度いい加減でも、十分役には立ってくれます。また自分の日本語を考えると分かるように、頭の中ではそんなにすごいことはやっていません。つまるところはいかに効率良く、必要な知識や考え方を頭の中にインプットするかです。最近ではいろんな人がノンネイティブの英語学習方法を研究してくれたおかげで、昔に比べると非常に効率良く勉強することが出来ます。また映画や洋書といった素材も、手軽に入手できるようになりました。
世間ではやれ不景気で残業時間短縮だとか、増税だと騒がれていますが、逆に考えると良い機会かもしれません。興味があれば、ぜひお試しにでも日本語文化以外の異文化に触れてみていただけると幸いです。(知ってしまうと辛いこともありますが、興味深いことも多いです)
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