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2008年8月24日 (日)

TOEIC 650~730向け参考書

 さて正直、このレベルの方々への参考書というのは悩ましいです。

 もしかすると多くの先生が、困っているんじゃないかと思います。世間ではTOEICスコア990点満点を売りにしている先生も多いですが、こういう人たちは、無意識のうちに通過してしまうポイントです。それにこの段階の人は、単語・文法・ヒヤリング力・熟語・前置詞の知識・基本文の記憶量や習熟量に偏りが多いです。厳しい言い方になりますが、兎にも角にも絶対的な勉強量が不足しているので。かと言って、失礼ながら最終目標が650~730という方だと、スパルタ式の学習に耐えるのは難しいかもしれません。

 ところでこのレベルを目指す人に総じて言えるのは、ともかく基本的な文法が身に付いていないということでしょうか。主語(S)、動詞(V)、補語(C)、目的語(O)で構成されるSVOC等が、きちんと使えないのです。試しに英作文して貰うと、一目瞭然です。辞書や参考書を使っても構わない条件で英作文して貰うと、失礼な言い方になりますが、「よくまあこんな難しい単語ばかり拾って来て、予想出来ない順番に並べたものだ。どこが主語で、どこが述語だ?」と感心することが多いです。(分かってないのですから、そういう文章(暗号?)を作っているのだという自己評価も出来ないようです。仕方ありません。ちなみに程度の差こそあれ、私も同じようなものです。なんと村上氏も同様だそうです。だから村上氏は、既存の文章をストックして、それを手直しして使うこと(英作文でなくて英借文)を奨めるのだそうです)

 そんな訳(どんな訳?)で一般論となりますが、大抵の場合私が650~730を目指す人に最初にオススメするのは、まず基本的な英文法問題集を、暗記する(最低でも3回程度)くらい繰り返しやることです。そうして基本的な文章を身に付けて貰います。辛いとは思いますが、これが私の知っている、一番効率の良い基礎力養成方法です。ちなみに英語難民joさんも推奨なさっていますが、私も石井辰哉氏のTOEIC TEST文法完全攻略をおすすめします。(英文和訳、和文英訳を繰り返しやるタイプの本です)

 ・英語難民joさんの指導例

TOEIC TEST文法完全攻略―必須単語も同時に身につく (アスカカルチャー)
TOEIC TEST文法完全攻略―必須単語も同時に身につく (アスカカルチャー) 石井 辰哉

おすすめ平均
stars非常によい。
starsレベルによります
stars中身は良いが校正が甘すぎ。
starsSimple is best.
stars文法書+必須単語帳+例文集

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 一番最初に最も辛い勉強方法が来るのは宜しくないかもしれませんが、先の通りで、「ともかく覚えてしまう」というアプローチは効率が良いです。ちなみに辛ければ、声に出して読み上げるのが良いかもしれません。実は私も単語暗記で集中力が落ちた時には、いつも口を動かすように心がけています。気のせいかもしれませんが、それだけでもずいぶん楽になるような気がするのです。

 そしてこの本が一段落するか、辛いと思ったら、「英語耳ドリル」を読んでみることをオススメします。ただし本に書かれているように300回以上も繰り替えすのではなく、あくまで読んで数回試してみる程度で十分です。まだ本格的にやる必要はありません。失礼ながら、この本が本当に役に立つのは、TOEICだとスコア800を越えるような人だと思います。それよりもESLやVOA(出来ればテキスト付き)を聞くのが良いでしょう。

 この本に本格的に手を出したい人には、それよりも大西泰斗先生の「ハートで感じる英文法」と「ネイティブスピーカーの前置詞」を読んでみることをおすすめします。そうすると、石井先生のTOEIC文法完全攻略の問題文が、さらに身に付くようになるかと思います

英語耳ドリル 発音&リスニングは歌でマスター
英語耳ドリル 発音&リスニングは歌でマスター 松澤 喜好

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stars向き不向きはあると思います。
starsまだ効果はわからないが
stars留学者として。
starsなにかと3日坊主の私ですが・・・
stars利用した感想

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ハートで感じる英文法―NHK3か月トピック英会話 (語学シリーズ)
ハートで感じる英文法―NHK3か月トピック英会話 (語学シリーズ) 大西 泰斗

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stars中学生も読んで納得!
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ネイティブスピーカーの前置詞―ネイティブスピーカーの英文法〈2〉
ネイティブスピーカーの前置詞―ネイティブスピーカーの英文法〈2〉 Paul Chris McVay

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stars説明上手なところと説明不足のところ
starsわかりやすい本です
stars前置詞から家族ですか、すごいなあ、どこからこんな発想が!
stars丸暗記の学習からの脱却
stars繰り返し読みたい1冊

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 ちなみに大西泰斗先生の本も、眺める程度で十分です。これらは非常に高度な内容まで含んでいます。身に付くまで何度も読むのは、もっと実力がUPしてからで十分でしょう。それよりも、「英語って本当はこういうものなんだあ」ということを、感覚的に分かって貰えると嬉しいです。そうすればTOEIC TEST文法完全攻略の習得も、少しは楽しく出来るでしょうか。

 で、TOEIC TEST文法完全攻略が終わったら、実際にTOEICを受験して、自分の実力を確認してみることをおすすめします。そうそうTOEICで高得点の欲しい方は、試験のノウハウが付いた模擬試験問題集をやった後で受験すると良いでしょう。TOEICは短時間で大量の問題を処理する能力を試す試験ですので。(私は良く知りませんが、試験ノウハウを身に付けるには、韓国のキム先生の本が良いらしいです)

 それから完全攻略の終了後ですが、TOEIC受験とは関係なく、ある程度の量のリーディング教材やリスニング教材に触れるのが良いかと思います。例えば英語耳ドリルで紹介されているGraded Readersやペーパーバック(洋書)の読書です。これらは「英語耳ドリル」に、挑戦方法が分かりやすく紹介されています。ともかくまずは、数冊読み上げてみることをおすすめします。

 で、ある程度の分量の英語に触れたら、いよいよ英語耳ドリルや「ハートで感じる英文法」に、しっかり取り組んでみることをオススメします。そうすると英語耳ドリルでも言及されているように、730どころか、TOEICスコアに換算して800以上の実力は、楽に身に付いてしまうかと思います。

 とりあえず今はこんなところです。では。

(2008年8月24日)

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