洋書(ペーパーバック)

2009年5月 6日 (水)

Dan Brownは結構オススメ

[iPodとSR-G7000M]

 

 さて世間ではトム・ハンクス主演で、「天使と悪魔(Angels & Demons)」という映画が公開されるそうです。原作はDan Brownの同名小説ですが、前作のThe Da Vinci Codeをオンラインブック(ebook)で購入していたことを思い出しました。冒頭部分だけ目を通したのですが、地味だし殺人事件の場面描写が少しなまぐさくて趣味に合わず、積読になっていたのです。良い機会なので、読み続けてみることにしました。

 で、1/3ほど読み進んだのですが、確かにベストセラーになるだけのことはあります。ちょうど前回挫折したところから、話が俄然面白くなっていました。いや、カッコ良い主人公です。ハーバード大学で歴史分野のシンボル解読?の先生をやっているという設定も格好良いですが、それよりも洞察力がすごいです。

 ま、それはともかく、誰もが読みやすいストーリー展開です。それから英語も読みやすいです。キリスト教や教会関係の用語が山のように出てきますが、使っている構文は誰もが知っているものばかりです。それに単語にしても頻出するものだけ辞書で意味を確認すれば、別に内容が分からなくても困りません。もしかすると文法や構文だけに限って言えば、Michael Crichtonよりもやさしいかもしれません。

 そんな訳で、英語学習の教材として読んでも損はないかと思います。ちなみに私が最初に読んだのはStephen J. Cannell著作のThe Riding Snakeというアクション物でしたが、スラングが多くてしんどかったです。おまけに登場人物がならず者たちばかりで、文法や構文も崩れていました。ふと思ったのですが、もしかすると洋書選びって、登場人物たちの職業を参考にしても良いかもしれませんね。

 では。

 

 

The Da Vinci Code
The Da Vinci Code Dan Brown

おすすめ平均
stars映画よりずっとオモシロい
starsおもしろい。
stars参考文献を調べるのには原書は必須
starsI couldn't put this book down
starsI couldn't put this book down.

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| | コメント (0)

2009年5月 3日 (日)

私が最も気楽に読めた洋書

 私が最も気楽に読めた洋書は、「チャーリーとチョコレート工場の秘密」です。

 まずこれは児童向けなので、やさしい英語で書かれています。そして、ジョニー・ディップ主演で、映画化されたことがあるのです。それも原作に忠実に。

 そうです。私はまず最初に映画を観て、それから洋書(原書)を読んだのです。やさしい英語である上に、読む度に映画の映像が甦ってくるので、本当に楽しく読めました。それに内容が児童向けだからといって侮ってはいけません。さすがに全世界の子供達に読まれているだけあって、大人が読んでも楽しめるストーリーでした。

 そんな訳で皆さんが何から読み始めたら良いか迷っていたら、躊躇なく「チャーリーとチョコレート工場の秘密」を読んでみることをオススメします。もちろん事前にDVDで映画を楽しんだ後で。

 

 

チャーリーとチョコレート工場 [DVD]
チャーリーとチョコレート工場 [DVD] ロアルド・ダール ダニー・エルフマン ジョン・オーガスト

おすすめ平均
starsトレビアン!
stars心温まるリラックスムービー
starsこれもどんでん返し?
stars心が温まります
starsおもしろい

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

Charlie and the Chocolate Factory (Puffin Modern Classics)
Charlie and the Chocolate Factory (Puffin Modern Classics) Quentin Blake

おすすめ平均
stars夢のあるファンタジー物語!
stars児童書です。
starsダールの主要な作品は原書で揃えています。
starsやっぱりロアルド・ダール
stars昔子供だった人にも

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

[ エディターレビュー ]

ウィリー・ワンカはチョコレート工場経営者、いつも人目をさけている変わり者だ。その彼が、どういうわけか秘密の工場を見学させてくれることになった。この10年間で初めてのことだ。ただし、招待客はたったの5人だけ。ワンカ社特製チョコバーの包装紙の中に、金色の招待券を見つけた幸運な者だけが工場見学に参加できる。しかも、案内するのはワンカ自身だというのだ。

チャーリー・バケット少年は、この夢のような招待券を偶然手に入れた。道で1ドル紙幣を拾った彼は、どうしてもがまんできずに、あこがれのワンカのチョコバーを2本買ってしまう。そのお金があれば、貧しい家族に食べ物を買えることはわかっていたのに…。しかし2本目の包みを開けたとき、下の方でかすかに光るものを見つけたのだ!

その翌日、チャーリーはいよいよ工場の門をくぐる。一緒に行くのは、テレビっ子のマイク・テービー、お金持ちのお嬢様ベルーカ・ソルト、ガムが大好きなバイオレット・ボールガード、それに食いしん坊のオーガスタス・グループ。4人ともどこか頼りない。はたしてチョコレート工場の秘密とは何か、なぞめいた経営者ワンカとは何者なのか、その答えが5人の目の前でしだいに明らかになる。秘密のチョコレート工場はうわさ以上の、驚くべき場所だった。そしてそこでチャーリーを待ちうけていたのは、もう二度ともとの生活には戻れない運命だった。

『Charlie and the Chocolate Factory』(邦題『チョコレート工場の秘密』)は、あのロアルド・ダールによる奇想天外な作品。子どもたちが喜び、わくわくし、すっかりひきこまれること間違いなしの傑作だ。

| | コメント (0)

2008年10月13日 (月)

ペーパーバック(洋書)の上に置いた読書

 まあ、こんな感じです。(^_^;)

 ちなみにパターン1/パターン2は少し昔の画像で、最近はパターン3が多いです。

  (関連記事)

   ・通勤電車(iPod touch)で英語学習

   ・電子辞書(SR-G7000M等)のススメ

[パターン1:ペーパーバック(洋書)上に電子辞書(SR-G7000M)] 

 

[パターン2:ペーパーバック(洋書)下に電子辞書(SR-G7000M)] 

 

[パターン3:iPod touch+電子辞書(SR-G7000M)]

 

 

SII SR-G7000M 電子辞書 英語コンパクトモデル
セイコーインスツル IC DICTIONARY SR-G7000M 4.0型/TFT-VGA液晶搭載 シルカカードレッド/音声対応 英語コンパクトモデル
おすすめ平均
starsキーボード
stars一般的に評価が低いのですが
starsすごい電子辞書

Amazonで詳しく見る

SII SR-ME7200 電子辞書 英語コンパクトモデル(TOEIC学習教材付き)
SEIKO IC DICTIONARY SR-ME7200 電子辞書 (英語/ビジネスモデル 25コンテンツ オックスフォード英英辞典4冊/数独パズル収録 音声対応 コンパクトモデル)
おすすめ平均
starsコンパクト機としてはかなり良い
stars推奨
stars携帯に便利でバックライト付き
starsコンパクトでシンプルなデザイン
stars小型、バックライト付き、英語充実

Amazonで詳しく見る

Apple iPod touch 16GB
Apple iPod touch 16GB
おすすめ平均
stars初代iPodTouchからの正統進化。
stars商品の話じゃないですけど
stars普遍的。

Amazonで詳しく見る

| | コメント (0)

2008年10月12日 (日)

通勤電車(iPod)でペーパーバック読書

[iPod touch:横向きにすると、表示画面も横向きに回転]

 

 しばらく前に新型iPod nanoやiPod touchが販売されましたが、もう皆さんは実物をご覧になりましたでしょうか。個人的には、従来の第三世代iPod nanoの方がデザイン的に気に入っているのですが...

 そういえば私ですが、実は最近は、あまりペーパーバック読書していません。ご覧のように、新型iPod touchで洋書を読書(英語学習?)しています。PalmというPDA向けのebookで有名なwww.ereader.comというサイトが、iPod touch(iPhone)用のebookリーダーを提供開始してくれたのです。ちなみに画像の洋書は、Jeffery DeaverのA Maden's Graveというサスペンス小説です。

 これ、すこぶる便利です。しがないサラリーマンのおじさんなので、私は混雑した電車で通勤することが多いです。グリーン車や送迎車なんて、夢のまた夢です。おまけに長年の運動不足のせいか、片手でつり革を掴む必要があります。こういう状況だと、お得意の「ペーパーバックと電子辞書」という組み合わせは少々厳しいです。

 しかしiPod touchだと、片手で操作することが出来ます。文庫本が読める程度の混み具合ならば、余裕で読書できます。軽く画面を叩くだけで、次のページに移動してくれるのです。なぜかJohn Grishamは提供されていないのですが、私が確認した範囲では、一通りの洋書が揃っています。さすがにPalm向け洋書販売で有名なereader.comです。

 おまけに両手での操作が望ましくなりますが、このebookリーダーは英英辞書を呼び出すことも出来ます。調べたい単語を指先で押さえるだけで、辞書が立ち上がってくれるのです。私の実力では英和辞書(SR-G7000Mのジーニアス英和大辞典)しか使いこなせませんが、いつの日にか使いこなしてみたいです。(頑張れば、片手で操作することも可能です)

 ちなみにこのebookリーダー、日本のiTuneストアからダウンロードすることが出来ます。検索欄に「ereader」と入力すると、すぐに見つけることが出来ます。英語の勉強にもなるかと思いますので、興味があればご覧になっては如何でしょうか。

  eReader for iPhone and iPod touch Frequently Asked Questions

 

 

Apple iPod touch 8GB
Apple iPod touch 8GB

Amazonで詳しく見る

Apple iPod touch 16GB
Apple iPod touch 16GB
おすすめ平均
stars商品の話じゃないですけど
stars普遍的。

Amazonで詳しく見る

P.S.
 ebookリーダーはOS.2.0以降でないと動作しないそうです。つまり旧型iPod touchだと、OSアップデート(有償)が必要になるとのことです。またソフトウェアは1.2MB程度で、ebookは一冊300~500KB程度です。8GBの最小モデルで、十分使い物になります。(私はTOEIC準備で動画再生にも興味があるので、16GBモデルですが)

| | コメント (0)

2008年9月15日 (月)

まず最初の一冊を選ぶとしたら

 さてもし私が最初の一冊を選ぶとしたら、何にするだろうかと考えてみました。

 もちろん私は最初に読みたい本があったので、現実にはその本に必死で噛り付きました。もし皆さんにそういう本があるならば、まずは読みたいものから試して頂くのが良いんじゃないかという気がします。(そうやって分不相応にJeffery Deaver氏の小説に挑戦し、あらたかた読んでしまった者がここに居ます。(^_^;))

 では、そうでない場合には何に挑戦するか。私ならば、John Grisham氏の「The Innocent Man」にします。実はこれから読んでみるつもりですが。

 なぜに「The Innocent Man」かというと、まずJohn Grisham氏の小説は初心者に適していると評価が高いです。Google副社長の村上氏と英語耳の松澤氏が共通して推奨している作家がJohn Grisham氏です。ちなみにJeffery Deaver氏のリンカーンライムシリーズ(The Broken Window)でも紹介されていますが、その作品の中では、正義の弁護士が悪を懲らしめるという勧善懲悪的な傾向がある小説と看做されていました。たしかに何冊か読んだことがありますが、その通りのような気がします。ちなみに私は勧善懲悪という見方の物語が大好きです。つまり内容的にも、私が興味を持って読める本なのです。(ただしこの「The Innocent Man」は、小説というよりもノンフィクションに近いらしいです)

 それからJohn Grisham氏の作品の多くは、Graded Readersという勉強本になっています。これは英語学習者向けに言い回しや単語をやさしいものに書き直した本で、学習者のレベルに応じた本が用意されています。もし最初の一冊としては難しすぎたとしても、その時にはまずGraded Readersを読むという手段があります。そしてある程度慣れてからもう一度挑戦すれば、今度は読み続けることが出来るかもしれません。

 ところで私はこのところJeffery Deaver氏の小説を読み直していましたが、いかにGW連休の頃には内容を理解出来ていなかったかを痛感させられました。だからという理由にはならないかもしれませんが、最初は理解出来ても出来なくても構わないので、ともかく読み続けてみることをオススメしたいです。そのうちに皆さんの中で、何かが起こるかもしれません。(当然ですが、何もしなければ、何も起こりませんね)

 あと「The Innocent Man」は比較的最近出版された本であり、売れ行きも好調です。だから入手も容易だと思うのです。ちなみに自宅の近所の本屋さんには、二冊ほど置かれています。それにペーパーバックはサイズが2種類あるので、私のような疲れ目の人でも、文字が大きくて読みやすい本を購入出来ます。こういうのも、John Grisham氏の嬉しいところです。

 まあ他にも良い本は沢山ありますので、ピンと来ない方は下記でリンクしたページや「英語耳ドリル」に目を通して、Graded Readersとは何ぞやとか、他にどのような本がオススメになるのか確認して頂くのが良いかもしれません。

 以上、あまり分かりやすく解説することは出来ませんでしたが、何かのお役に立つことがあれば幸いです。では。

 ・ (記事) 初めてペーパバックを読む人へ (ペーパーバックは難しくない)

 ・ (記事) やっぱりペーパーバックは難しいと思う人には...(チョコレート工場、Holes、Graded Readers)

 ・ (記事) 電子辞書(SR-G7000Mなど)のススメ

 ・ (記事) Jeffery Deaver (リンカーン・ライム&キャサリン・ダンス作品一覧へのリンク)

 

 

The Innocent Man: Murder and Injustice in a Small Town
The Innocent Man: Murder and Injustice in a Small Town John Grisham

おすすめ平均
stars本当のことだから辛くなる・・・
starsDifficult to put down
stars真実は小説より奇なり

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

The Innocent Man: Murder and Injustice in a Small Town
The Innocent Man: Murder and Injustice in a Small Town John Grisham

おすすめ平均
stars本当のことだから辛くなる・・・
starsDifficult to put down
stars真実は小説より奇なり

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| | コメント (0)

洋書に挑戦する時の参考書

 さて私が洋書を読み始めた時の経緯や方法は前回記事の補足通りですが、幾つか紹介したい本や考えが出てきました。良い機会なので、記事にしておくことにします。

・その1 「村上式シンプル英語勉強法」

 米Google副社長兼日本法人社長である村上憲郎氏の、実体験に基づく英語勉強法の紹介です。最近は英語の先生や村上氏のような実践者から優れた本が多数出版されており、ありがたい時代になって来ました。

 村上氏の洋書挑戦方法を大雑把に言ってしまうと、まずは英語を英語として読む心構えを解き、それから頻出する文型を紹介し、あとは洋書を300万語(約30冊)!ほど読み漁ることなだそうです。文型は12パターンほど存在するそうで、それはかんべやすひろ(神戸 康弘)氏の理論と一致しています。

・その2 「どんな英語も絶対読める!びっくり英読法」

 東進ハイスクールという予備校で先生をやっている神戸 康弘氏の本です。英語は主語が大切という考え方と、その主語をいかにして見つけ出すかに重点が置かれています。実際に読む際の視点で英文法を駆使するというのは、なかなか斬新で面白いです。

 

 ちなみに両氏の理論は「ハートで感じる」シリーズの大西氏や、英語耳の松澤氏の理論とは微妙に異なります。そのため違和感を感じる人もいるかもしれません。ただし私なりに考えてみたのですが、関連ブログに投稿したように、誰かの理論が正しくて、他の人の理論が間違っているというものではないようです。

 いえ、かんべ(神戸)氏も松澤氏も村上氏も、自分の体験を下に理論(仮説)を構築していますが、主な適用対象は、自分と同じような立場(予備校生、会社で英語を使うエンジニア、ビジネスマンたち)を想定しているようなのです。だから普遍的な一般論ではなくて、使わない部分を削った実践手法という形に仕上げているみたいなのです。(それに特に初心者の方ならば、一般論を苦労して身に付けるよりも、まずは実践手法を体に馴染ませる方が良いかもしれませんね)

 ちなみに三氏と一線を画す存在として、大西氏が存在します。この方は一般論を分かりやすく説明することを目指しています。今の私はJeffery Deavar氏の小説を完璧に理解しようと挑戦しているので、大西氏の著作は一通り読み漁り、現在は参考書として利用させて貰っています。さすが言語学者と言いましょうか、細かい部分まで整然と理論が組み立てられています。その分、全て理解しようとすると著作物を全て(20冊程度)読む必要もあるし、大変苦労していますが。

 ところで最近感じるようになってきたのですが、大西氏の展開する一般論はTOEICとはあまり関係ない世界なのかもしれません。それよりも今回の全員の理論で共通している部分、すなわち「誰もが必要とする英語部分」に磨きをかけるのが、TOEICスコアを伸ばすには有効のような気がしています。自分には未知の領域なので、確信を持って言うことは出来ませんが。(つまり私のペーパーバック読書は、もはや業務での実用とは離れた『趣味の領域』ということなのかもしれません)

 

 

村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける
村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける 村上 憲郎

おすすめ平均
starsシンプルで勇気を与えてくれる!
stars英語学習法50冊分のエッセンス
starsTOEIC600点前後の私に勇気と共感を与えてくれる
stars心構えとして
starsビジネスマンが目標とすべき英語力がわかる

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

どんな英語も絶対読める!びっくり英読法
どんな英語も絶対読める!びっくり英読法 神戸 康弘

おすすめ平均
stars超初心者には向きません
starsわかりやすい説明に感謝。
stars内容はしっかりしています
starsお勧め!!!
stars斬新な本

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

英語耳ドリル 発音&リスニングは歌でマスター
英語耳ドリル 発音&リスニングは歌でマスター 松澤 喜好

おすすめ平均
stars英語の発音を習得するための近道だと思います。
stars人によるとは思うけど…自分的にはすごくいいです!
stars向き不向きはあると思います。
starsまだ効果はわからないが
stars留学者として。

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ハートで感じる英語塾 英語の5原則編 (語学シリーズ NHK新3か月トピック英会話)
ハートで感じる英語塾 英語の5原則編 (語学シリーズ NHK新3か月トピック英会話) 大西 泰斗

おすすめ平均
starsイメージ英語
starsハートで繋がります
stars最高の英文法書ですね・・・。
stars前作のまとめとして
stars相変わらず、楽しく、わかりやすく解説されています

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| | コメント (1)

2008年8月19日 (火)

洋書(ペーパーバック)で英語力はUPするか

 もしかして英語を勉強する人なら、誰でも一度は考えることかもしれません。

 「英語力をUPして、洋書を読めるようになってみたい。そしてさらに、洋書を読むことで英語力を一層UPさせたい」

 もちろん私もそうでした。最近では気に入ったミステリーが出版されると、さっそく購入して読んでいます。ちなみに私の父親も同様で、昔は本棚にペーパーバックが飾られていました。(綺麗なまま保管されていたので、もしかすると読んでいなかったのかも.....)

 ところで洋書を読むということ、実はそんなに難しいことではありません。高校英語をしっかり勉強していれば、大半の人は読めるようになります。どこまで理解できるかはともかくとして。(どうやれば読めるようになるかは「英語耳ドリル」という本が参考になります。この話は別な機会に)

 ただしGW連休頃に洋書を10数冊読んで分かって来たのですが、残念ながら洋書というのは、読んだ量に比例して英語力がUPするというものではないようです。少なくとも私の場合、「頭打ち現象」が発生しました。そのためもあって今年の夏休みは地道に、英文法や英単語を身に付ける勉強をしました。(連休前のTOEICリーディングスコアが370で、連休後のスコアも370のまま)

 つまり、ペーパーバックを読んで大量の英語に触れても、英語力(正確にはTOEIC向け英語力?)がUPしない人は存在するのです。もちろん大半(ほぼ100%)の人はUPするという可能性も否定できませんが。

 ちなみに私なりに仮説を作ってみました。なんか個人的には、かなり的を得ているような気がします。

(1) 第1段階

 洋書の読み始め。多くの人は日頃接する英語量が少ないので、大量の英語を処理することに不慣れな状況。英語力の高低によって差はありますが、洋書に出てくる英単語にも不慣れなので、読み進めることに苦労します。ただし自分のレベルにあった「やさしい本」や「どうしても読みたい本」で読書努力を続けることで、次第に脳内で日本語に変換することをせず、英語を英語として処理できるようになります。基礎的な単語の使い方も身に付きます。このためTOEICリーディングスコアが急伸する人も多いです。

 ちなみにこの段階では、TOEICリーディングスコア300程度の人は、全体概要を理解するキーとなる英単語の意味が分からず、辞書に頼る必要(回数)が多いようです。電車の中でペーパーバックを読むような人は、小型電子辞書をペーパーバック上に置いたり片手に持ったりして、いつでも単語を調べられるようにしておくと便利でしょう。

(2) 第2段階

 洋書に読み慣れた段階。英語力の高い人だと、第二段階を経験しない場合もあるようです。

 まずTOEICスコア300程度(だった)の人は、基本単語も身に付いて、辞書なしで読書出来るようになります。ただし文法や語法はしっかり身に付いていないし、知らない単語も多いです。辞書なしで読書できるとは言うものの、リーディングスピードは日本語の数倍以上の遅さです。分からない部分も多々存在します。

 ちなみに上記のような人は、分からない部分をどんどん飛ばして読む習慣が身に付いているので、分からない部分を理解しようとする無意識の努力がなくなるようです。だから洋書を沢山読んでも、あまり英単語や英文法は身に付きません。つまり、英語力の伸びは緩やかになってしまうのです。これが私の経験した、「頭打ち状態」のような気がします。

 でも仕方ないことでしょう。分からない部分を理解しようと努力すると、あまりに量が多いので、読み進めることが出来ません。私の場合、1ページ丸ごと分からないこともありました。英語耳では本を精読用と多読用に分けることを進めていますが、本を分けても読書スタイルを分けるのは難しいような気がします。おまけに単語はともかく、英文法や語法は、参考書で知らなければどうしようもない場合も多いです。私がおすすめするSII社SR-G7000Mのような電子辞書は語法ならば調べることが出来ますが、それさえ対応していない電子辞書もあります。そしてさすがのSII社の電子辞書にしても、英文法の参考書の完全代替にはなりません。それにそもそも、分かっていないということが分かっていない限り、辞書というのは役に立たない存在ですから。

 それでもこの第2段階、楽しく読書できるので幸せかもしれません。私がそうでした。辛いのは、TOEICスコア950程度以下の実力者です。この人たちは第二段階を越えて、すぐに第三段階に到達します。そしてこれが一番辛い段階のようです。(TOEICスコア950程度以上だと、すぐに第四段階に到達するのでそんなに辛くはないです...と、聞いています)

(3) 第3段階

 さてTOEICスコア900は夢のような点数だと考える人が多いですが、実は一番辛いのがこの950以下レベルみたいです。それなりに英単語や英文法も身に付いており、読書をすれば分かる部分と分からない部分を明確に識別出来ます。そして分からない部分もTOEICリスニングスコア400以下に比べると格段に少ないです。しかしTOEICスコア950程度以上のスコアの人たちに比べると、まだまだ分からない部分は多いです。分からなかった部分にはアンダーラインを引いておいて何度も読み直したい(再分析したい)ところですが、不明部分が多いので途方に暮れてしまいます。なまじ実力があるだけに苦しんでしまう段階。それが第3段階です。

 ちなみに2008年8月に、私はこの第三段階の入口?に到達したようです。5月のTOEIC受験後は英文法強化に努めたためか、第2段階を卒業してしまったのです。本当の第3段階ではないので、殆ど分からないような心境です。読んでいて非常にストレスが溜まります。今まではCLIE TH55という電子ブック機能を持つPDAや図書館の借用本で読書することが多かったですが、仕方がないので昨日は久しぶりに紙製の本を注文してしまいました。いや、分からない部分に付箋紙を貼っておいて、文章構造が理解出来るようになるまで読み直してみたいと思っているので。

 ただし今の実力ではアンダーラインを引くと、本が真っ赤になってしまいそうです。なかなか困った状況です。英語の勉強(覚えた文法を身に付ける訓練)にはなるでしょうが、当分は読書という楽しみを味わえないような気がします。

 まあ今は会社さぼっても読みたい程の本はないことが、不幸中の幸いでしょうか。当分は英単語暗記や英文法の再勉強を地道にやることになるでしょう。でも、それでも第四段階は遥か遠くの彼方にあるようです。さすがに少し憂鬱になっています。これが第三段階の辛いところでしょうか。

 私ほどではないでしょうが、本来の第3段階にしても、なかなか辛い状況なのではないかと思います。

(4) 第4段階

 なんとか第三段階を越えると、ようやく第四段階に到達します。分からない箇所は限定されているので、実際にその部分に赤線などでマーカーを引いておいて、後で文法や英単語を調べる人が多いようです。ちなみに米国は日本のように識字率が高くないし、欧州系(仏、独、等)にもこのレベルの人が多いようです。そのせいでしょうか。私の場合、電車に乗っていると、しばしばペーパーバックにアンダーラインを引いている人達を見かけます。(もちろん印象的な部分を注記しているという可能性も否定出来ませんが)

 それにしてもこういう人達の脳は、どのように英語を認識/処理しているのでしょうね。ぜひこの境地に達してみたいものです。(というか達しないと、楽しく読書することが出来ません)

(5) 第5段階 (最終段階)

 もっと英語力がある人、例えばネイティブは「分からない部分」がないので、「調べたい」という欲求には捕われません。私たちが日本語の小説を読むのと同じです。普通は小説を読んでいて、アンダーラインは引きませんよね。

 ちなみに英語耳の松澤氏は、この第5段階に達しているそうです。氏によると日本生まれの日本育ち(日本語ネイティブ)でも到達可能だそうです。ただし著書「英語耳」によると、10年近くかかるらしいですね。残念ながら私は年齢や仕事内容(海外関係だが英語は殆ど使わない)を考えると、ここまで到達することはないでしょう。ぜひやる気のある方は、挑戦してみて、感想を教えて頂けると嬉しいです。

 さて長くなりましたが、大体こんなところかと思います。つまりあなたの英語力に応じて、洋書の読書は楽しいどころかストレスの溜まる作業になったり、楽しくても英語力UPに役立ったり役立たない状況になったりします。何事もそうでしょうが、注意深く状況を分析しながら物事を進めるのが良いみたいです。

 あんまりお役にたつ文章を書けなくて申し訳ありません。では。

 ・ (記事) 初めてペーパバックを読む人へ (ペーパーバックは難しくない)

 ・ (記事) やっぱりペーパーバックは難しいと思う人には...(チョコレート工場、Holes、Graded Readers)

 ・ (記事) 電子辞書(SR-G7000Mなど)のススメ

 ・ (記事) Jeffery Deaver (リンカーン・ライム&キャサリン・ダンス作品一覧へのリンク)

 

| | コメント (0)